出入国管理インテリジェンス・センター

 「横浜のアオヤギ行政書士事務所」が平成27年10月1日に開設される出入国管理インテリジェンス・センターにつき解説いたします。 ご質問やお問合せは下記のフォームに記載のうえ、メールにて送信下さい。

 

 平成25年1月現在の不法残留者数は約6万2千人で、平成24年からは約5千人減少しましたが、ハイリスク外国人が日本に残留しております。 一方不法入国者や不法滞在者の数は把握できませんが、結構多い数に昇っていることは、間違いないところです。 


 東京オリンピック競技大会が開催される2020年に向けて、法務省入国管理局は水際対策の強化、観光立国の推進等を課題として、それぞれの課題において、情報収集、分析の面から貢献し、その役割を果たすことにより、安全・安心な社会を実現を目指すとしています。

 

 出入国管理インテリジェンス・センターは、水際対策や不法滞在・偽装滞在対策を強化して、観光立国の推進を実現するため、情報を活用した施策を策定、実施することとしています。 入国管理局出入国管理情報企画官を長とし、東京入国管理局庁舎内に設置されます。
 出入国管理インテリジェンス・センターには、情報収集、分析、鑑識等の専門知識を有する職員を配置することとしています。

①情報収集
 テロリスト、不法滞在者・偽装滞在者等出入国管理上リスクの高い者(以下「ハイリスク

 者」という。)等に係る国内外関係機関からの情報収集を実施するとともに、国内外関係

 機関との情報共有の枠組みを構築し、情報収集を推進する。
②情報分析
 保有情報を総合的に分析することにより、ハイリスク者等の特定又は類型化を実施し、地

 方入国管理官署に情報提供する。
③鑑識
 偽変造旅券等文書、指紋及び顔画像に係る鑑識の実施に関する企画立案を行う。