日本人の健康寿命

 「横浜のアオヤギ行政書士事務所」が日本人の健康寿命につき、解説いたします。 健康寿命とは、日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間のことです。 ご質問やご意見は下記のフォームに記載のうえ、メールにて送信下さい。


 高齢化が加速し高齢者の病気が増加し、医療費や介護費増大の要因になっています。 健康寿命を延ばしていくためには、個別化、予防医療の実現が不可欠です。 

 WHOの2014年版『世界保健統計』によれば、健康寿命は男性で72.3歳、女性で77.7歳、全体で75.0歳であり、世界最長寿です。

 健康寿命とは、健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間のことです。 平均寿命から健康寿命を引くと、男性は約9年、女性は約12年となります。 その10年余りの期間は、健康上問題であり、介護や治療が必要な期間です。 すなわち、全日本人の介護・治療期間は約10年間となっています。 


 平均寿命が延びても、不健康な期間が延びるだけでは、本人や家族の心身両面の負担が重くなってしまいます。 ましてや少子化と相まって、家族の形が変わったいま、家族の負担は益々大きなものとなっています。 急速な高齢化が進む日本にあっては、不健康な期間が延びると、介護費用、医療費用が膨大なものになってしまいます。

 現在、年金、介護、医療などの社会保障は現役世代(20歳~64歳)2.4人で一人の老齢者(65歳以上)を支える「騎馬戦型」となっています。 これが2050年に、現役世代1.2人で1人を支える「肩車型」になると予想されているのです。 ざっと、現役世代の5割を保証しようとすると、現役世代はお給料の半分50%を社会保障に回さないといけなくなります。 このような社会は持続不可能です。 従って、一人一人が自立した幸せな老後を送るためにも、日本の社会を維持していくためにも、健康寿命を延ばして平均寿命との差を縮めることはとても重要なことなのです。 厚労省が対策に重点的に取り組むべきとして指定している疾患は、「ガン」「脳卒中」「急性心筋梗塞」「糖尿病」「精神疾患」の5種類で、5大疾病と呼ばれます。 健康寿命を延ばすには、治療も大事ですが、食生活や適切な運動など、若いころからの生活習慣の改善がとても大切です。

 小職も当然ながら、健康寿命を延ばすべく、食生活に注意するだけではなく、桜木町のコレットマーレにスポーツジムに通い、日々努力しております。