破廉恥な中国密漁船

 「横浜のアオヤギ行政書士事務所」が破廉恥な中国密漁船につき解説します。 ご質問やご意見は下記のフォームに記載のうえ、メールにて送信下さい。

  200隻以上の中国密漁船が小笠原諸島周辺海域などで密漁するアカサンゴは、中国では、アカサンゴを加工した装飾品の人気が高まり、高級品は1グラム当たり1万元(約20万円)以上に値上がりするなどサンゴ人気の様相を呈しています。 ブームを背景に中国漁船による大規模密漁が常態化しています。


 上海や北京のショップでは、アカサンゴを花などの形に加工した1万元のペンダントや数珠のような3万元のブレスレットがショーケースに並んでいます。 そこの、店員は「日本のアカサンゴだ」と説明しています。 日本や台湾で採れるアカサンゴは、中国で「アカ」と呼ばれ、中でも色の濃いものは「牛血紅」という名前で珍重される高級品です。


 一方、中国漁船が領海に侵入し、島から見える距離まで大胆に近づいている状況などから日本の海上警備態勢への挑発の意味合いもあると考えられます。 中国漁船は遠洋航海用のレーダーを装備しています。 中国ではレーダーを装備した船はすべて海軍の管理下にあるので、密漁船は中国の海上民兵と見られます。
 
 中国海軍は事実上、第1列島線(九州を起点に、沖縄、台湾、フィリピン、ボルネオ島に至るライン)を突破しました。  次は、第2列島線(伊豆諸島を起点に、小笠原諸島、グアム・サイパン、パプアニューギニアに至るライン)を突破し、西太平洋の覇権を握ろうと狙っていて、その目的の為の行動ともみられます。
 海上保安庁は現在、日本の領海および排他的経済水域内で違法にサンゴ漁をしたとして、漁業主権法違反(無許可操業)の疑いで、中国漁船の中国人船長を次々と逮捕していますが、中国船団は、動じることは全くありません。
 ロシアも韓国もフィリピンも、世界中、自国の領海で他国の漁船が違法操業をしていたら、銃撃を加えて、すべて拿捕します。  日本も、早急に、対応できる法律を国会で議論してください。